VYVリズム ケースレポート


2022年5月にウィフガートが、「全身型重症筋無力症(ステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)」を効能又は効果として、自己抗体の有無や種類にかかわらず臨床使用できるようになりました。
治療選択肢が増えつつある今、全身型重症筋無力症(gMG) 治療においてはますます個別化治療が望まれます。ウィフガート治療においては、患者さんそれぞれの臨床症状等に基づき2~ 3サイクルの治療をおこなう中で、一人ひとりに適したウィフガートの投与間隔(VYVリズム)を見つけ、良い状態を維持することが望まれます。
本コンテンツでは各病型ごとの治療経験を紹介しています。
患者さん一人ひとりのVYVリズム検討の際の参考となれば幸いです。

監修 総合花巻病院脳神経内科 槍沢 公明 先生

紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。

下記よりあてはまる病型をクリックしてください。

胸腺腫関連性MG(g-TAMG)

NEW 30代で発症。胸腺摘除後症状は安定していたがその後増悪し、頻回の血漿交換療法により症状をコントロールしていた30代男性g-TAMG患者

高知大学医学部 脳神経内科学教室 助教 森田 ゆかり 先生

抗体陽性MG(g-MuSKMG)

NEW 10代で発症。入院治療が難しいが、早期速効性治療でも症状改善がみられない20代女性g-MuSKMG患者

慶應義塾大学医学部 神経内科 准教授 鈴木 重明 先生

抗体陰性MG(g-SNMG)

NEW 30代で発症。離職を経験し、頻回の速効性治療(入院治療)でも状態が安定しない40代女性g-SNMG患者

総合花巻病院 脳神経内科 主任医長 長根 百合子 先生

NEW 50代で発症。糖尿病悪化のためステロイドパルス療法を継続できず、血漿交換療法や免疫グロブリン静注療法を希望しない70代女性g-SNMG患者

総合花巻病院 脳神経内科 主任医長 長根 百合子 先生

JP-VJP-23-00329(2023年6月作成)