有効性評価
【主要評価項⽬】
抗AChR抗体陽性患者の初回サイクルのMG-ADLレスポンダーの割合
ウィフガート®群がプラセボ群と比較して統計学的に有意に高く、ウィフガート群が65例中44例(67.7%)、プラセボ群が64例中19例(29.7%)でした[オッズ比(95%信頼区間):4.95(2.21,11.53)、P<0.0001(ロジスティック回帰分析*)](検証的な解析結果)。
- 初回サイクルのMG-ADLレスポンダーの割合(抗AChR抗体陽性患者)
抗AChR抗体陽性患者の初回サイクルのMG-ADLレスポンダーの割合
ウィフガート®群がプラセボ群と比較して統計学的に有意に高く、ウィフガート群が65例中44例(67.7%)、プラセボ群が64例中19例(29.7%)でした[オッズ比(95%信頼区間):4.95(2.21,11.53)、P<0.0001(ロジスティック回帰分析*)](検証的な解析結果)。
*ベースラインのMG-ADL総スコアを共変量とした
抗AChR抗体陽性患者の初回サイクルのQMGレスポンダーの割合
ウィフガート群がプラセボ群と比較して統計学的に有意に高く、ウィフガート群の65例中41例(63.1%)に対し、プラセボ群は64例中9例(14.1%)でした[オッズ比(95%信頼区間):10.84(4.18,31.20)、P<0.0001(ロジスティック回帰分析*)]。
*ベースラインのQMG総スコアを共変量とした
全体集団※の初回サイクルのMG-ADLレスポンダーの割合
ウィフガート群がプラセボ群と比較して統計学的に有意に高く、ウィフガート群の84例中57例(67.9%)に対し、プラセボ群は83例中31例(37.3%)でした[オッズ比(95%信頼区間):3.70(1.85,7.58)、P<0.0001(ロジスティック回帰分析*)]。
※:抗AChR抗体陽性及び陰性患者(抗MuSK抗体陽性、ダブルセロネガティブ)
*ベースラインのMG-ADL総スコアを共変量、抗AChR抗体発現状況(陽性/陰性)を層別因子とした
抗AChR抗体陽性患者の試験期間中(Day 126まで)にMG-ADL総スコアでCMI※が認められた期間の割合
抗AChR抗体陽性患者の試験期間中(Day 126まで)にCMIが認められた期間の割合の最⼩⼆乗平均値(標準誤差)は、ウィフガート群が48.71(6.16)%であったのに対し、プラセボ群は26.65(6.32)%であり、その差は統計学的に有意でした[P=0.0001、治療(ランダム化時)及びベースライン時の総スコアを共変量とした共分散分析]。
※:MG-ADLのCMIは、MG-ADL総スコアの2点以上の減少として確⽴されている
抗AChR抗体陽性患者の初回サイクルの治験薬最終投与の1週間後から次のサイクルを開始する基準※に合致するまでの期間
抗AChR抗体陽性患者の初回サイクルの治験薬最終投与の1週間後から次のサイクルを開始する基準に合致するまでの期間の中央値は、ウィフガート群で35日、プラセボ群で8日であり両群間に有意差は認められませんでした(P=0.2604、log-rank検定)。
※:次のサイクル投与は、臨床症状として以下の基準のいずれも合致した場合に、開始することとされた。
・MG-ADL総スコアが合計5点以上であり、眼症状以外の項目でのスコアが50%を超えている患者
・MG-ADL総スコアが先行のサイクル投与のベースラインに対して2点以上の減少が認められない患者
抗AChR抗体陽性患者の初回サイクルの早期MG-ADLレスポンダー※の割合
ウィフガート群が56.9%、プラセボ群が25.0%でした(オッズ比:3.94)。
上述の「抗AChR抗体陽性患者の初回サイクルの治験薬最終投与の1週間後から次のサイクルを開始する基準に合致するまでの期間」でウィフガート群とプラセボ群に有意差が認められなかったことから、本項目の有意差検定は実施しませんでした。
※: 各サイクルで治験薬初回投与⽇からWeek 2(治験薬投与開始2週間後)までにMG-ADL総スコアが当該サイクルベースラインから2点以上減少し、その減少が、連続して4週間以上維持された患者
社内資料:第Ⅲ相試験(ARGX-113-1704試験)(承認時評価資料)(CTD 2.7.6.4)(EFG90008)
社内資料:ARGX-113-1704試験(第Ⅲ相)(承認時評価資料)(CTD2.7.3.2.1)(EFG90016)
Howard JF Jr, et al.: Lancet Neurol. 2021; 20(7): 526-536.( EFG00001)[COI] 本試験はargenx社の支援のもと行われた。著者にargenx社より講演料、コンサルタント料等を受領している者が含まれる。また、著者にargenx社の社員が含まれる。