〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎〉
通常、成人には本剤1回5.6mL(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)として1,008mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として11,200単位)を週1回皮下投与する。
〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎〉
通常、成人には本剤1回5.6mL(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)として1,008mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として11,200単位)を週1回皮下投与する。
〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎〉
7.3 本剤を一定期間投与後、臨床症状の改善が認められない場合には、本剤の投与中止を検討すること。[17.1.3参照]
□必要に応じて、アルコール綿、脱脂綿、テープ絆創膏など
①バイアル内の薬液を、バイアルアダプタ又は注射針を用いて注射筒に6.0mL程度移します。(薬液吸引前の空気の注入は不要です。)
②注射筒内に気泡がないか確認します。気泡がある場合、注射筒を指で軽くたたいてできるだけ気泡を上部に移動させ、プランジャーをゆっくり押して気泡を注射筒からバイアルに押し出します。
③注射筒内に異物がないことを確認後、注射針の結合部を注射筒の先端に取りつけます。ゆっくりとプランジャーを押して、気泡を注射針の針先から押し出し、針の先端まで薬液を移動させます。次に、5.6mLに一致するまでプランジャーを押し進めます。
④注射部位(腹部又は大腿部)の皮膚を優しくつまみ、皮膚の「テント」を作ります。皮膚の「テント」の真ん中に針穴を上にして針を45度~90度の角度で優しく刺します。
※5/8インチ(16mm)の注射針を使用の場合。(使用する注射針により刺す角度・深さを調整してください。)
⑤プランジャーを一定の力でゆっくりと押して注射筒内の薬液を通常、30~90秒かけて皮下に全量注入します。
⑥薬液を全量注入したことを確認後、注射針を抜き、アルコール綿をあてて止血します。
患者向け資材などを用いて、疾患や治療についての患者教育と自己投与の方法についての指導を実施してください。
「自己注射ガイドブック」、「自己注射ガイドビデオ」などの患者向け資材を用いて自己投与の説明を実施してください。
①バイアルのキャップをはずし、ゴム栓をアルコール綿で消毒し、自然に乾燥させます。
②バイアルアダプタをバイアルに取りつけます。
バイアルのゴム栓にまっすぐに刺してください。斜めに刺すと針で削り取られたゴム片が薬液に混入することがあります。
③バイアルアダプタに注射筒を取りつけます(時計回り)。
④バイアルを上に注射筒を下にし、プランジャーをゆっくり下に引き、薬液の全量を注射筒に移します。
・ヒフデュラ®配合皮下注専用バイアルアダプタはエアフィルタ付きです。薬液吸引前の空気の注入は不要です。
・気泡や泡立ちを防ぐために、プランジャーはゆっくり引いてください。
⑤注射筒内に大きな気泡がないことを確認します(多少、小さな気泡が残っていても問題ありません)。
大きな気泡がある場合、注射筒を指で軽くたたいてできるだけ気泡を上部に移動させ、プランジャーをゆっくり押して気泡を注射筒からバイアルに押し出してください。
⑥プランジャー上部のゴム製リングの端が、6.0mL(注射筒の目盛り)程度になるまでプランジャーを押し進めます。
⑦注射筒を下にして、バイアルアダプタから取りはずします(時計回り)。
⑧バイアルアダプタとバイアルはそのまま廃棄ボックスなどに廃棄します。
⑨注射筒内に異物がないことを確認後、注射針を注射筒の先端に取りつけます。
注射筒内に異物がある場合は、速やかに医療機関に連絡してください。
⑩ゆっくりとプランジャーを押して、気泡を注射針の針先から押し出し、針の先端まで薬液を移動させます。次に、プランジャー上部のゴム製リングの端が、5.6mL(注射筒の目盛り)に一致するまでプランジャーを押し進めます。
注射筒の目盛りを厳密に5.6mLに一致させる必要はありませんが、5.6mLより少なくならないように注意してください。
⑪注射の準備ができました。
この状態で長時間放置せず、速やかに注射操作に進んでください。
自己注射補助具の梱包内容と各部名称
手順どおりにヒフデュラ®を充填し、注射針を取りつけた注射筒を用意します。
1回投与量5.6mLのヒフデュラ®を充填し、注射針を取りつけた注射筒を用意します。
※この時、針カバーはついた状態にしてください。
①固定用ストッパーを開きます。
②自己注射補助具の上部から注射筒を差し込みます。
③固定用ストッパーをカチッと音がするまで閉じ、注射筒を固定します。
①注射部位をアルコール綿で消毒し、自然に乾燥させます。
消毒した部位には注射するまで触れないでください。
②針カバーをゆっくりと引っ張ってはずします。
針カバーをひねらないでください。
③ニードルガードで針が全て隠された状態であることを確認してください。
④自己注射補助具を握り、台座を皮膚に垂直に当て、ピッタリと密着させます。自己注射補助具の上部のラインと下部のラインが1本に重なり合う深さまで針を刺します。
⑤台座に片手を添え、利き手でグリップを握りプランジャーを一定の力でゆっくり押し、通常、30~90秒かけて薬液を全量注入します。
※指フックに指をかける位置はご自身の手の大きさに合わせて使いやすい位置に調整してください。
時間をかけて注入することで、痛みが軽減されることもあります。
⑥プランジャーを最後まで押しきり、薬液を全量注入したことを確認した後に、注射針を刺した角度と同じ角度で抜きます。
・ 出血がある場合は、出血が止まるまでアルコール綿、ガーゼなどで軽く押さえてください。
・ 注射部位に絆創膏を貼ってください。
その他の自己注射補助具の持ち方
注射を刺す際の自己注射補助具の持ち方は、こちらの方法もあります。
・詳しくは、医療機関でのトレーニングの時に確認してください。
アジャスターを取りつけて自己注射補助具を使用する場合
※アジャスター取りつけの要否は、主治医の指示に従ってください。
アジャスターを使用する場合は注射筒の取りつけ前に行います。
①自己注射補助具の台座部分に、カチッと音がするまでアジャスターをはめ込みます。
②アジャスター取りつけ後、「自己注射補助具の取りつけ方」の手順に従って、自己注射補助具を注射筒に取りつけ、以降の手順に沿って注射を行ってください。
①注射終了後、固定用ストッパーを開き注射筒の固定をはずします。
②自己注射補助具の上部から注射筒を取りはずします。
・ 自己注射補助具をはずしたはずみで、 指などを刺さないように注意してください。
・ 注射針に針カバーをつけないでください。
(針刺し事故の他、針曲がりや針折れにつながる恐れがあります。)
注射針、注射筒の再利用はできません。自己注射補助具から取りはずした後は、専用の廃棄ボックスなどに廃棄してください。
・ 注射針は針カバーをつけずに廃棄してください。
・ 注射針は注射筒から取りはずさずに廃棄してください。
・ 廃棄物は、医療機関の指示に従って廃棄してください。
・ 廃棄物を入れた廃棄ボックスなどは、お子さまの手が届かない場所に保管してください。
自己注射補助具は繰り返し使用しますので、使用後は、水で濡らした布やアルコール綿でふいて清潔に保管してください。アルコール綿などは家庭ゴミとして廃棄してください。
①注射部位をアルコール綿で消毒し、自然に乾燥させます。
消毒した部位には注射するまで触れないでください。
②針カバーをゆっくりと引っ張ってはずします。
針カバーをひねらないでください。
③利き手と反対の手で注射部位の皮膚を優しくつまみ、皮膚の「テント」を作ります。
④利き手で注射筒をもち、皮膚の「テント」の真ん中に注射針を45度~90度の角度※で優しく刺します。
※使用する注射針により刺す角度・深さが変わるため、医療機関での指導に従うようにしてください。
⑤利き手でプランジャーを一定の力でゆっくり押し、通常、30~90秒かけて薬液を全量注入します。
時間をかけて注入することで、痛みが軽減されることもあります。
⑥薬液を全量注入したことを確認した後に、皮膚をつまんでいた手をはなし、注射針を刺した角度と同じ角度で抜きます。
出血がある場合は、出血が止まるまでアルコール綿、ガーゼなどで軽く押さえてください。
注射部位に絆創膏を貼ってください。
⑦注射針と注射筒はそのまま廃棄ボックスなどに廃棄します。
補足事項:その他の注射筒の持ち方
注射針を刺す際の注射筒の持ち方、プランジャーの押し方、注射針を抜く際の注射筒の持ち方には、こちらの方法もあります。
詳しくは、医療機関でのトレーニング時に確認してください。
JP-VDJCIDP-24-00062(2024年12月作成)